2011/12/26【国際交流/語学学習】
2011年度第2回留学生文化交流会を開催
2011年12月18日(日)今年度2回目となる留学生文化交流会を開催しました。
この交流会は、本学で学ぶ日本人学生と外国人留学生が、日本の文化を通して互いに異文化理解を深めていくことを目的としています。
今回のテーマは「近江(滋賀)でそば打ち体験&大津別院参拝」とし、日本の年末年始の習わしである「年越しそば」「お正月の遊び」を一足早く体験しました。そして、本学教員・沙加戸教授によるミニ講義が随所で行われ、大津別院をはじめとする「近江の歴史」を現地で学ぶことができました。
そば打ち体験の会場である「一休庵そば道場」(滋賀県犬上郡甲良町)へ到着すると、辺りには前日に降った雪が積もっていました。
先に沙加戸教授より「そば」にまつわるよもやま話があり、これを予備知識にそば打ち体験に臨みました。そば打ちの一連の作業は休みなく、難しく感じられるときもありました。それでも、沙加戸教授の「そばは気軽に食べるもので、切るのに失敗したらそばがきに」というお話があったので、参加者は楽しんで打つことができました。
参加者が打ったそばを少しずつ集め、茹であがったそばを昼食にいただきましたが、手作りらしく太さがまちまちのそばが並びました。
「年越し」の気分も味わいつつ、食べ物に対する感謝の念を新たに美味しくいただきました。
昼食後の自由時間には、コマ、けん玉、お手玉といった伝統の玩具で、日本のお正月の雰囲気を楽しみました。日本人学生においてもこのような遊びを経験する機会が減っており、けん玉が得意な留学生に教えてもらうなど親睦を深めることができました。
次に、大津別院へ向かう途上、沙加戸教授のミニ講義を受けながら、蓮如上人ゆかりの「犬塚の欅(けやき)」を見学し、大津別院本堂においては、正座で気持ちを引き締めて参拝しました。
そして最後に、留学生と日本人学生が数名ずつ集まって一日を振り返りました。「各々が打ったそばを皆が一緒に食べたことに、今回の文化交流会の意味があった。」という感想も寄せられました。
文化を通して、日本人学生留学生が交流する文化交流会は来年度も実施予定です。今回参加できなかった人も、ぜひご参加ください。