2010年度「開学記念式典並びに初代学長清沢満之謝徳法要」を厳修

今年度の「開学記念式典並びに初代学長清沢満之謝徳法要」が10月13日(水)10時より本学講堂で執り行われました。この日を開学記念日とするのは、1901(明治34年) 年に大谷大学の前身にあたる「真宗大学」が東京巣鴨に近代的な大学として移転し、開校式が挙行されたことに由来します。

混声合唱団による讃歌の後、学長を導師に、『正信偈』を全員で唱和しました。引き続き「初代学長清沢満之謝徳法要」を厳修しました。続いて、永年勤続者表彰が行なわれ、今年勤続30年を迎えた教育職員3名と事務職員1名に、表彰状と記念品が贈呈されました。

学長挨拶

引き続き、神戸女学院大学文学部教授　内田樹先生より「ミッションスクールのミッション」と題して記念講演をいただきました。先生は、ミッションとは大学が「何かを教えたい」という旗幟を鮮明にすることだと述べられ、市場のニーズに追随していくことは各大学が持つスクールカラーの希薄化につながると指摘されました。本学においては、初代学長清沢満之が述べた「開校の辞」や第3代学長佐々木月樵が述べた「大谷大学樹立の精神」に示されている「建学の精神」を大切にしていくことを改めて認識させられた機会となりました。