ここからサイトの主なメニューです

Home > 2010年度新着一覧 > 2010年度親鸞聖人御誕生会 厳修

2010年度新着一覧

2010/05/29

2010年度親鸞聖人御誕生会 厳修

本学の「親鸞聖人御誕生会(ごたんじょうえ)」は、去る5月29日 (土)、来賓、学生、教職員、一般来聴者約500名の参集のもと厳修されました。「正信偈(しょうしんげ)」のお勤めの後、学長挨拶、引き続いて記念講演が行われました。
今年度は、親鸞聖人750回御遠忌(ごえんき)の前年の年に当たり、その御遠忌に向けて財団法人東方研究会理事長・東方学院長の前田專學先生より「鈴木大拙師 英訳『教行信証』の編集をめぐって」と題して記念講演をいただきました。

式典の様子

記念講演では、故・鈴木大拙先生(大谷大学教授)が、1956年当時に真宗大谷派(東本願寺)の依頼を受けて、親鸞聖人の主著である『教行信証』を英訳することに至った経緯や英訳時の苦労など、新入生にも理解できるようわかりやすく丁寧にご紹介いただきました。そして、現在、手に入らない鈴木先生の英訳『教行信証』を再編集するにあたっての取り組みや宗派の御遠忌記念事業としての新版刊行の意義についても詳しくお話いただきました。

前田專學先生の講演

鈴木大拙(すずき だいせつ)
1870年金沢生まれ。同郷の友人に西田幾多郎・山本良吉・藤岡作太郎などがおり、西田・藤岡とともに「加賀の三太郎」と称された。その後、円覚寺での参禅期とアメリカ長期滞在を経て、大乗仏教を世界に発信した著名な仏教学者として知られる。
大谷大学へは、第三代学長佐々木月樵の招きと西田幾多郎らのすすめにより、1921年教授として赴任した。爾来四十年の長きにわたり研究に邁進して多くの重要な著作を世に送り出し、また後進の育成にあたった。

Home > 2010年度新着一覧 > 2010年度親鸞聖人御誕生会 厳修

PAGE TOPに戻る

ここからサイトの主なメニューです