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2009年度新着一覧

2009/09/16

南条文雄博士生誕160周年・日本印度学仏教学会第60回学術大会 記念講演会開催

9月7日(月)、本学の第2代学長である南条文雄博士の生誕160周年、および日本印度学仏教学会第60回学術大会を記念する講演会が開催され、国内外から多くの方が参加され、盛会の内に幕を閉じました。

         安冨信哉特任教授              北海道大学名誉教授 藤田宏達氏

まず本学の安冨信哉特任教授が「近代における浄土教研究—近代真宗学の方法論—」という題で講演されました。真宗学の方法論は、方法論的祖型を学祖としての親鸞に見いだす規範的研究であると述べられ、その近世宗学における継承と固定化の問題、清沢満之を嚆矢とする近代教学における再生と展開の軌跡を、本願寺派・大谷派における相違を踏まえて解説してくださいました。そして、その近代における再生と展開の道程が容易ではなかったことを異安心事件などを例にお話しくださり、また、真宗学の方法論を「親鸞の学の方法に還る」と明確化した金子大栄の『真宗学序説』の意義についてお話しくださいました。

次に、北海道大学名誉教授の藤田宏達氏に「浄土経典研究の課題—南条文雄博士が開いた道—」という題でお話しいただきました。近代仏教学の発展に寄与した南条博士が校訂された無量寿経の最初の英訳や、浄土経典研究の現況と課題などをとりあげられ、浄土経典を研究する者は、法然・親鸞などそれぞれの宗祖が、『無量寿経』を異訳経典と比較対照された学び方にならい、近現代における文献学的研究の成果を鑑みた研究を行うべきであるとお話しいただきました。

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