森 類臣 【地域研究(韓国・朝鮮)】
森 類臣 助教 Mori, Tomoomi
学士(経済学)
修士(新聞学)
博士(メディア学)
【専門分野・資格】
政治社会学(ジャーナリズム研究、政治コミュニケーション論)、
歴史社会学、地域研究(韓国・朝鮮)
研究領域・テーマ
ジャーナリズム研究、政治コミュニケーション論、メディア社会論、現代韓国・朝鮮
研究内容
以下3つを主要テーマとして研究を続け業績を上げてきました。
(1)韓国ジャーナリズム研究
キーワード:メディア企業の所有構造、オルタナティブ・メディア、韓国言論史、言論民主化運動
(2)朝鮮民主主義人民共和国の文化(特に音楽)に関する研究
キーワード:政治コミュニケーション、表象研究、音楽社会学、音楽政治
(3)日本のマスメディアにおける「北朝鮮」表象に関する研究
キーワード:「北朝鮮」報道、国家イメージ、社会的想像
最近は、上記3つを継続しつつ、これまでの研究蓄積をベースとして
・韓国社会研究(キーワード:民族、ナショナリズム、保守/進歩、市民社会)
・日朝関係(日本と朝鮮民主主義人民共和国の関係)に関する研究、特に文化交流・文化外交分野
にも少しづつ研究のウイングを広げています。それぞれの研究テーマは密接にリンクしています。
主な担当授業科目
学びの発見/韓国文化研究・実践韓国語
所属学会
日本マス・コミュニケーション学会/関西社会学会/韓国・朝鮮文化研究会/国際高麗学会/現代韓国朝鮮学会/朝鮮語教育学会/東アジア学会/北韓研究学会 (북한연구학회)
経歴・活動歴
経歴
静岡県生まれ。同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程退学。博士(メディア学)(同志社大学)。同志社大学嘱託講師、立命館大学グローバル・イノベーション研究機構(コリア研究センター)専門研究員を経て、2017年4月に大谷大学任期制助教に着任。
活動歴
日本マス・コミュニケーション学会日韓シンポジウム実行委員会委員
国際高麗学会日本支部理事・事務局長・学術誌編集委員
主要著書・論文
分担執筆 | 『Censored 2007: The Top 25 Censored Stories』(Seven Stories Press: NY, USA, 2006年10月) 『ジャーナリズムのいま—新聞・放送・デジタルメディア、そして民衆運動の現場から』(みずのわ出版、2007年1月) 『ろうそくデモを越えて:韓国社会はどこに行くのか』(東方出版社、2009年10月) 『メディアと文化の日韓関係 相互理解の深化のために』(新曜社、2016年3月) |
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単訳 | 『取調べの可視化へ!—新たな刑事司法の展開—』(日本評論社、2011年7月) |
共訳 | 『不屈のハンギョレ新聞—市民が支えた言論民主化20年』(現代人文社、2012年3月) |
論文 | 「韓国・慮武鉉政権による『記者クラブ』解体の研究」『評論・社会科学』第89号(2009年10月) 「日本のマス・メディアにおける『北朝鮮』報道の一考察—『北朝鮮』単独呼称への切り替えと背景の分析を中心に—」『翰林日本学』15号(2009年12月) 「『ハンギョレ』の報道姿勢の一考察—2008年韓国・ろうそく集会報道から見る現状と課題—」『コリア研究』創刊号(2010年3月) 「宋建鎬のジャーナリズム論の研究—『民主言論』『民族言論』概念を中心に—」『次世代研究者フォーラム論文集』第3号(2010年7月) 「研究ノート 『ハンギョレ新聞』創刊における国民株方式の分析」『コリア研究』3号(2012年3月) 「韓国メディア企業における資本調達および構造の一考察—『ハンギョレ』の「国民株方式」を事例に」『マス・コミュニケーション研究』82号(2013年1月) 「言論民主化運動から『ハンギョレ新聞』へ—韓国ジャーナリズムの変動過程に関する一考察—」(同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士学位請求論文) 「日韓連帯運動の一断面—日本における東亜日報支援運動に関する考察—」『東アジア研究』17号(2015年3月) 「研究ノート 韓国の「代案言論メディア」に関する理解—『ナコムス』『国民TV』『ニュース打破』の事例から—」『立命館産業社会論集』第51巻第2号、(共著:秋葉武、2015年9月) 「예술 공연 ‘추억의 노래’가 가지는 의미(芸術公演「追憶の歌」が持つ意味)」 『북학연구학회보』제20권 제2호(『北韓研究学会報』第20巻第2号)(2016年12月) |