研究内容

研究の出発点は、文学教育でした。物語や詩に対する教材研究の仕方や指導方法について考察してきました。現在は、国語科教育におけるすべての領域、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各領域における教育内容・教育方法を明確にしようと考えています。評価の問題や教師教育についても関心があります。

ゼミ紹介

「ごんぎつね」の授業で何を教えればいいの?どんなふうに教えればいいの?言語活動を重視した授業の在り方とは?教師にふさわしい話し方とは?国語科教育の基礎を学ぶだけでなく、すべての教科に共通する教師教育にも取り組んでいます。先行文献による研究だけでなく、模擬授業なども取り入れた実践的な研究を行います。卒論発表会を兼ねたポスターセッションやゼミ合宿、大谷大学国語教育学会の開催なども行っています。優れた先生になるために楽しく、そして厳しく学び合うゼミです。

主な担当授業科目

【院】教科教育学2特論・演習/【院】教育・心理学特別研究Ⅰ・Ⅱ/教科(国語)/初等科教育法(国語)/教職実践演習(初等)/教育・心理学演習Ⅲ・Ⅳ/小学校教育学演習Ⅲ・Ⅳ

所属学会

全国大学国語教育学会/日本国語教育学会/解釈学会/教育目標・評価学会

経歴・活動歴

1958年静岡県生まれ。國學院大学文学部卒業。静岡大学大学院教育学研究科国語教育専攻修了。教育学修士。中・高等学校の教員、国立沖縄工業高等専門学校教授、沖縄国際大学教授を経て2009年に大谷大学文学部教授として着任。現在は、教育学部教授。

主要著書・論文

単著

  • 『文学教育における課題と実践』
  • 『国語教育とPBL—コミュニケーション能力の育成のために—』 

共著

  • 『揺り起こす文学教育  土曜日の夕 』
  • 『国語教育 授業&評価 第2号 特集・到達度評価を生かした文学教育』
  • 『教育の根源-人間形成の原理を問う-』
  • 『「評価の時代」を読み解く 教育目標・評価研究の課題と展望 下巻』 

論文

  • 「『くじら(ぐも)』は歌ったか? —教材分析と実践の狭間—」
  • 「転換期を迎えた評価・評定 —国語科教育にどう活かすか?—」
  • 「教師として成長し続ける5年間 -「主体的・対話的で深い学び」のある実践を求めて-」
  • 「学級経営に活かす国語科教育 —言語活動を重視した取り組みから—」
  • 「『主体的・対話的で深い学び』の前提となるもの —教師による主体的な学びの必要性—」
  • 「言語活動を重視した授業への一考察 —教材研究を活かした授業実践へ—」
  • 「アクティブ・ラーニングとICTを導入した国語科の授業 —『伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項』の授業から—」
  • 「国語科教育における授業研究 —『読むこと』から『話すこと・聞くこと』『書くこと』へ—」
  • 「教科指導と学級経営 —川井柚香報告の分析から—」
  • 「教師としての自分」を「演じる」 —学生Aの変化に着目して—」
  • 「PBL形式を導入した国語科の授業について」
  • 「新たな視点から国語科教育を捉え直す」
  • 「文学教育の現在、そして未来は」