山田 恵文 【真宗学】
山田 恵文 准教授 Yamada, Keibun
博士(文学)
【専門分野・資格】
真宗学
研究領域・テーマ
親鸞の思想研究/自然の思想/無量寿経
研究内容
(1)〈無量寿経〉の研究:現存する五本の漢訳〈無量寿経〉の特色と、その思想的展開を読み解くことを試みています。その際、翻訳当時の中国の思想状況にも目を向けていきたいと思っています。
(2)親鸞の思想研究:特に、親鸞晩年の思想表現であるとされる「自然」に注目しています。親鸞の自然思想から親鸞思想の特色を解明していきたいと考えています。
ゼミ紹介
演習Ⅱでは、親鸞の語録である『歎異抄』を学んでいます。テキストが古文であるので、古語辞典や漢和辞典、仏教辞典などを用いながら、語句調べと現代語訳を各自が行い、内容理解につとめていきます。テキストに丁寧に向き合う姿勢、粘り強く学ぶ姿勢を身につけられるようにと心がけています。真宗の基本用語である本願、念仏、信心の意味や、親鸞の人間観などを学び、親鸞思想に対する理解を深めていきます。
主な担当授業科目
真宗典籍研究/教行信証<総序・教巻>を読む/真宗学演習/親鸞思想の受容と展開/浄土論註を読む
所属学会
日本印度学仏教学会/日本宗教学会/日本仏教学会/真宗連合学会
経歴・活動歴
1970年三重県生まれ。立命館大学文学部文学科中国文学専攻卒業。大谷大学大学院文学研究科修士課程真宗学専攻修了。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程真宗学専攻満期退学。2002年課程博士(文学)。2002年大谷大学短期大学部助手就任。2007年大谷大学短期大学部講師就任、2011年大谷大学文学部講師、2017年同准教授。
主要著書・論文
論文 | 「親鸞における「自然」の内実」 「親鸞における「弥勒」の考察-『大経』対告衆弥勒を通して-」 「『大無量寿経』の「自然」-親鸞の視点から-」 「『教行信証』に見る自然の思想-「自」の読みを通して」 「親鸞における「自然」の思想-その研究の方向性-」 「『大経』の「自然」・老荘の「自然」」 「「三毒五悪段」考-『大阿弥陀経』と『大無量寿経』における位置を通して-」 「親鸞と『西方指南抄』」 |
---|