兵藤 一夫 【仏教学】

兵藤 一夫 教授 Hyoudou, Kazuo
博士(文学)
【専門分野・資格】
仏教学
(インド・チベット仏教)
研究領域・テーマ
般若経の思想/唯識思想/インド仏教
研究内容
思想史的な観点に留意しながら、インド仏教とチベット仏教を研究しています。特に、大乗仏教における「ことば」について考えています。我々の認識や理解(解釈)は「ことば」によって、「ことば」を通してなされますが、大乗仏教はそれを「分別」として否定的に捉えながら、「ことば」について深い分析と洞察をおこなっています。この中には現代思想の言語観ともつながることがらも多いと思います。
ゼミ紹介
ゼミでは大乗仏教の中の主要な考え方の一つである「唯識思想」について学んで行きます。私たちの心はどのようにしてもの(対象)を捉え、判断したり、好悪の想いを起したりするのか、などを心の構造や仕組みという大本のところから考えます。内容的には「仏教心理学」とでも呼び得るものです。西洋では19世紀になってフロイトやユングなどによってようやく本格的に考えられ始めた「無意識」という考え方は、すでに4,5世紀に唯識ではきちんとした理論として打ち立てられていました。唯識を学ぶことは、現代の私たちが心について考える時に多くのヒントを与えてくれます。
主な担当授業科目
仏教学演習/【院】仏教学特殊研究(演習)
所属学会
日本印度学仏教学会/日本仏教学会/日本チベット学会/ジャイナ教学会/パーリ学仏教文化学会
経歴・活動歴
1948年愛媛県に生まれる。大谷大学大学院博士後期課程(仏教学専攻)満期退学。博士(文学)。1989年大谷大学文学部専任講師に着任、現在同大学教授。
主要著書・論文
| 著書 | 『般若経 現観荘厳論の研究』(文栄堂、2000年) 『唯識ということ-『唯識二十論』を読む-』(春秋社、2007年) 『初期唯識思想の研究-唯識無境と三性説-』(文栄堂、2010)など。 |
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