池上 哲司 【倫理学】

池上 哲司 教授 Ikegami, Tetsuji
【専門分野・資格】
倫理学
(現代のドイツ、英米の思想を中心として)
研究領域・テーマ
責任/人格/老いるということ
研究内容
なにをするでもなく日がな一日縁側に座っている年老いた祖父。なにかを生み出し創造するわけではないけれども、その祖父の存在には価値も意味もないのでしょうか。あるいは、お互いのことはなにもかも分かっているつもりの二人が、なぜ異なった思いを抱き、時には喧嘩し、憎み合うことさえあるのでしょうか。そして、自分の子供の心臓移植手術のために、われわれは心臓の提供者が一分一秒でも早く現れることを願わずにはいられませんが、そのようにいわば他者の死を願うことが許されるのでしょうか。こういった問題をできるだけ具体的かつ根本的に解くことをめざして、あれこれ考えています。
ゼミ紹介
哲学者のテキスト(原書あるいは翻訳本)を読みながら、自由、責任、歴史といったことについて考えていきます。一流の思想家の文章を丁寧に読むことから、自分で考えるということを身につけていってもらいたいのです。さらに、たとえば友情とか死とかいった、日常の具体的事柄について、自分の頭で考え、自分の言葉でそれを表現できるようになってくれたら最高です。
主な担当授業科目
哲学科演習/人間関係学/【院】哲学特殊研究(演習)
所属学会
関西倫理学会/関西哲学会/日本現象学会/日本倫理学会
経歴・活動歴
1949年東京浅草に生まれる。1973年京都大学文学部哲学科(倫理学専攻)卒業。1975年京都大学大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)修了。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得退学。1978年大谷大学文学部哲学科専任講師。1982年大谷大学文学部哲学科助教授。1983年西ドイツ・アウクスブルク大学に留学(1985年 3月まで)。1992年大谷大学文学部哲学科教授。現在に至る。
主要著書・論文
| 共著 | 『自己と他者』(昭和堂、1994年) |
|---|---|
| 論文 | 「責任を負うということ」 「人格の生成」 「行為の規範とその根拠づけ」 「M・シェーラーに於ける 「共感」の位置」 「自分に見えないもの」 「プラクシスを生むもの」 「全体主義と個人の倫理」 「現代における信ずること」 「人格と死」 「老いの倫理学のために」 「人間は自由であることに耐えられるか」 「根源的主体性の哲学 -西谷啓治-」 「存在の傍らに在ること」 「成人した世界の倫理」 「老いと介護の倫理」 |







