学術研究

2013年度指定研究/西蔵文献研究

2013年度研究計画

研究名 西蔵文献研究
研究課題 チベット語文献及びパーリ語貝葉写本のデータベース化
研究代表者 福田 洋一
研究組織 <研究員>
福田 洋一(教授・仏教学)
松川 節(教授・モンゴル学)
三宅 伸一郎(准教授・チベット学)

<嘱託研究員>
武田 和哉(本学准教授・人文情報学)
白館 戒雲(本学名誉教授)
Gantuya.M(モンゴル国立大学社会科学部教授)
清水 洋平(本学・神戸国際大学非常勤講師・特別研究員)
髙本 康子(北海道大学スラブ研究センター学術研究員)
西沢 史仁(東京大学大学院人文社会系研究科研究員)
石田 尚敬(東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員)
伴 真一朗(博士後期課程修了)

<研究補助員(RA)>
稲葉 維摩(博士後期課程第3学年)
Kim Keonjoon(博士後期課程第3学年)

スクロールできます。

研究意義 ・目的

大谷大学は北京版チベット大蔵経や貴重な蔵外文献などをはじめとする多数のチベット語文献、タイ王室寄贈の多数のパーリ語貝葉写本を所蔵している。これらは、本学はもとより国内外のチベット研究やパーリ仏教研究のための重要な資料となっている。本研究は、これら本学所蔵の重要な文献資料を
(1)専門の研究者が十分に活用できるよう整理し、データベース化すること
(2)重要・貴重と思われるものについては電子テキスト化・デジタル画像化して公開すること
を目的としている。

スクロールできます。

研究計画 ・方法

(1)チベット語文献の電子テキスト化
・稀覯文献ツァンナクパ著『量決択注』の電子テキストの校訂および訳注の作成
・稀覯文献『サンプ明鏡史』の電子テキストの校訂および訳注の作成
・稀覯文献『倶舎論語義解明・善説の陽光』の電子テキスト作成
(2)大谷大学図書館所蔵チベット語文献データベース作成
・北京版チベット大蔵経の写真撮影とその公開
・北京版チベット大蔵経オンライン目録のデータ修正
・大谷大学所蔵蔵外文献目録のネット上での公開
(3)パーリ語貝葉写本のデジタル化
・稀覯写本『マハーブッダグナンヴァータ・アッタカター』のローマナイズを進める
・重要あるいは貴重な写本の撮影と整理、デジタルデータ公開に向けての検討
(4)寺本婉雅の日記の翻刻
(5)海外の研究者、研究機関との交流
・モンゴル国ウランバートルにおいて開催される第13回国際チベット学会(7月21日〜27日)への参加
・モンゴル国立大学との共同研究
・随時、海外のチベット学研究者による公開研究会を開催する

スクロールできます。